花粉症について
花粉症は、私たちの体を守る免疫機能が異物である花粉に対して過剰に反応することが原因です(I型アレルギー)。日本人の4人に1人が花粉症といわれています。
花粉症の4大症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみです。これらの症状は風邪と間違われやすく、風邪薬を飲み続けたりと間違った対処をしてしまうことがあります。
花粉症には花粉症を改善する正しい薬を使うよう注意が必要です。
花粉症の治療
1.日常生活における対策
眼鏡、マスク、帽子、うがい、手洗い・洗顔・洗眼、空気清浄機、外出を控える、十分な睡眠、など
2.抗ヒスタミン薬
血管や神経にあるヒスタミン受容体をブロックし、花粉症の症状を軽減します。即効性に欠けるため、花粉飛散が本格的に開始する約2週間前からの服用が必要です。最近は、眠気の発現を抑えた抗ヒスタミン薬も出ています。
3.ステロイド点鼻薬
アレルギーによる炎症を抑える薬のなかで最も強力なのがステロイドです。鼻局所投与のステロイドであり、副作用は少なく、比較的長期の使用が可能です。